更新日:2024/7/1

夏の気温の上昇とともに増える、「スマホが熱くなる」というスマホのトラブル。
今回はその原因と対処方法についてご案内します!

はじめに

auサポーとり エナ

外でスマホを触っていたら、熱くなってきた!動作もおかしいみたい。
もしかして故障!?

ロボエナ

(「熱くなったスマホ」に関するデータをインストール中....インストール完了。)
そちらはスマホの正しい動作で、故障ではない場合が多いようです。

そうなんだ!えっと....じゃあ、とりあえず冷やしたらいいのかな?

ネットには「保冷剤で冷やす」「10円玉がスマホの冷却に効果がある」「不具合の可能性大、すぐケータイショップに」とかいろいろ書いてあるけど、何が正しい情報なのか分からないよ~💦

スマホがなぜ熱くなるのか、 熱くなるのは故障なのか、そして正しい対処法は何なのかについてこれから解説しますので、ネットの情報を鵜呑みにしないように!

は、はーい(怒られちゃった・・・)

充電ができなくなるのはスマホの気遣い!?

スマホが熱くなるのは暑さのせい?

さっそくだけど…スマホが熱くなるのは、暑さが原因なの??

「スマホが熱くなる」というお問い合わせが、気温が上昇し始める7~8月にかけて急激に多くなります。
環境温度が高くなれば、スマホも熱くなり易く、冷めにくくなる。
つまり、気温の上昇がスマホが熱くなる原因になるんです。

気温が高いとスマホの温度が下がりにくいから、「夏はスマホが熱くなる」と感じるってことかぁ。

はい。スマホの本体を構成するCPUやカメラユニット、電池なども発熱源になります。パソコンでは内部温度が上がると排熱用のファンなどで熱を下げることができますが、スマホの場合は小型化や防水設計のために、それがありません。スマホのボディそのものから放熱するしかないのです。

スマホが熱くなったとき、何が起きている?

スマホが熱くなった時、何が起きているの?

スマホが動くということは、内部で色々な部品が動いているということで、頑張って動けば部品は熱を持ちます。一度にいろいろ頑張れば更に温度は上がりますし、周囲の温度が高いと...

えっ!?なに!?条件しだいでどんどん熱くなっちゃうの!?!?

落ち着いてください。
スマホ本体の中には、いくつか温度センサーを取り付けてあり、ある一定温度以上になると、それ以上高温にならないように、端末への充電を停止したり、処理速度を落とすなど、「セーフティー機能」が作動する仕組みになっています。

なるほど、スマホ自体が自分の熱を測って、対処しているってことだね!
「セーフティ機能」っていうのは、具体的には何をするの?

いくつかの機能を控えめにしたり、止めたりします。
例えば、

  • いくつかあるCPU(スマホの頭脳部分)の動作をゆっくりにする、動作するCPUの数を減らす
  • ディスプレイの明るさを暗くする
  • カメラを止める
  • 充電をゆっくりにする、止める

などです。スマホの機種によって、どの項目をどういう状態でやるか、どの程度やるか、は様々です。

へ~スマホってかしこいね~!

ええ。私みたいですね。

えー…コホン。

しかし、この「セーフティ機能」により、スマホが熱くなると「表示がカクつく」、「カメラが起動しない」、「充電ができない」、つまり「スマホが故障した」とお客さまが捉えてしまう状態になるのです。

実際、多くのお客さまから故障だと思われたスマホは、メーカーに到着して様々な検査をしてみても故障はしていなかったことから、「セーフティ機能」が作動していただけだったと推測しています。

スマホが熱くなってしまう行動は?

スマホが熱くなってしまう具体的な行動を教えてほしい!

直射日光が当たる場所などで、動画アプリやグラフィックやアニメーションを多用するゲームアプリなどを使用することは、スマホが熱くなる大きな要因になります。

スマホにもよくないし、自分自身も熱中症の危険があるね‥‥気を付けよう!

スマホが熱くなった時の正しい対応

スマホが熱くなりすぎているなと感じたときは、どう対処するのがいいのかな?

まず、有効なのはスマホの電源をオフにすること。充電中に熱くなった場合は「充電をやめる」ことです。

冷蔵庫に入れたり保冷剤を使ったりするとすぐに冷える、という都市伝説があるみたいだけど・・・

故障の原因になるのでおすすめできません。急激な温度変化はスマホにストレスになります。内部で結露が発生する可能性もありますし、充電端子での結露はサビやショートにつながります。スマホの冷却は、自然に冷ます、が基本です。

なるほど~。でも、仕事中だったり、大切な連絡をしたい時だったり、なるべく早くスマホの熱を冷ましたい場合もあるよね。そんなときに効果的な方法はあるのかな??

実際に見てもらったほうがわかると思いますので、スマホの冷却の実験をしてみましょう。実験のアシスタントをしてくれる、プロダクト品質管理部のプロ社員を呼びますね。
八尋さん、お願いします!

はーい!プロダクト品質管理部の八尋(やひろ)です。それでは早速「熱いスマホをもっとも早く冷却できるのはどれか?」の比較実験をはじめていきましょう!

(きゅ、急な登場・・・!今までどこに隠れていたんだろう??)

実験!10円玉か扇風機か? いちばん早くスマホを冷やす方法は?

スマホの冷却実験概要

<冷却方法>

<実験方法>

  • 同一スペック、電池残量のスマホを4台用意。
  • スマホに同一条件で負荷をかける。
    ※専門家立ち会いの元で実験しています。真似しないでください。
  • 4台のスマホが同じ高温状態になったところで、別々の方法で冷却をスタート。
  • 4種の冷却方法のうち、どれがいちばん早く冷やすことができたのか? を調べる。

「扇風機で風をあてる」、ネットで一時期話題になった「10円玉を置いて冷却」、「室温だけで自然に温度を下げる」のノーマルとカバー付き、計4つの方法で、どれがもっとも早く冷却できるのかを見ていきましょう。

早速スマホがフル活動する状況を強制的につくり出して、スマホの温度を上げていきますよ!

~温度上昇中~

~5分後~

「41.3度」になったよ!触ってみたら、確かに熱い~!

では、4台とも電源をオフにして、冷却を開始してみましょう。

電源をオフにして、左から順に扇風機、10円玉冷却、ノーマル、カバー装着と並べました。

~冷却中~

実験結果発表! もっとも有効な冷却方法は?

  • 本実験の結果は参考値です。

1位は扇風機!それと意外に、ノーマルも健闘してるね✨

扇風機はスマホから放出された熱を吹き飛ばす効果で、かなり早く温度が下がることがわかりますよね。また、ノーマルの実験結果をみると、机の温度が低ければ置いておくだけで冷却効果は十分ある、ということがわかります。
カバーありのスマホは、ノーマルに比べて放熱の効率が多少悪くなるので、カバーを外したほうが冷却効果は望めますね。

▼スマホ放熱のメカニズム

というわけで、実験結果を踏まえ、スマホが熱くなった場合は、以下を試してみましょう。

スマホが熱くなったときの心得

一. 日光の当たらない室内に置く。
一. なかでも冷房などで室温が低い場所だと良い。
一. さらに効果があるのは扇風機などで風にあてること。

「スマホが熱い!」と感じたらスマホを休ませよう

今回、夏場はスマホも熱くなりやすいこと、スマホが熱くなって普段よりも調子が悪い・故障かな?と感じるときは、スマホが自ら「冷やしてくれ~」とSOSを出しているということ、そして正常なスマホだからこそまるで故障のような症状が出る場合があることを学んだよ!

そうですね。スマホが熱くなったときは、「スマホの電源をオフ」にしたり、「涼しい室内で休ませる」などして、スマホを冷やして再度確認してみることが大切ですね。

さて、スマホの調子も直ったし、かき氷の続きを食べて涼もうかな!
ブルーハワイに~、宇治抹茶に~、練乳たっぷりもいいよね♪

(絶対おなか壊すやつですね・・・これは・・・)

~数時間後~

「auサポーとり エナ」とは?

見習いメッセンジャーとして働くサポートキャラクターです。エナの日常を呟くX(Twitter)公式アカウント「@au_ena」はこちら

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